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地域に新たな質の高い雇用を生み出し、「ひと」と「しごと」の好循環を創出していくことを目的とした内閣府事業の福岡県拠点です。

一般社団法人新宮町もてなし協会


新宮町の価値を向上させ、地域の魅力を「稼ぐ力」に変える

事務局長 木本 紳一郎 氏

一般社団法人新宮町もてなし協会

 福岡市に隣接する新宮町は、日本でも有数の人口増加率を誇る町。その理由は、福岡市内まで電車で20分というアクセスの良さだけではありません。車を少し走らせれば、すぐそばに海や山などの大自然がある。IKEAをはじめとした大型量販店などが近くにあり、買い物が便利など、生活のしやすさに惹かれた子育て世代の移住が多いそうです。ここ数年で急激に人口が増えている新宮町。その魅力を外へと発信することはもちろん、新旧住民の交流促進にも取り組んでいるのが「新宮町おもてなし協会」。現在DMOへの申請を済ませた「新宮町おもてなし協会」ですが、DMOを通じて今後どのようなことに取り組んでいくのでしょうか。事務局長を務める木本紳一郎さんお話をお伺いしました。

一般社団法人新宮町もてなし協会

木本さんのご出身地はどちらですか?また、どうして現職につかれたのでしょうか。ご自身の経歴とともにお教えください。

 私が生まれたのは東京ですが、父の転勤の関係で生後すぐに福岡へ引っ越してきました。その後、大分へ引っ越しまして、小・中・高は大分で育ちました。福岡の大学を卒業後、大手旅行会社に就職して大分の支店に配属されました。そして、地域活性化に関する事業に携わり、その面白さに開眼しました。しかし、どんなにその仕事が好きでやり続けたくても、会社員である以上は異動があり希望する事業にずっと関わることはできません。でも、どうしても地域を盛り上げる仕事を続けたいという思いが頭から離れずに、退職することにしたんです。その後、杵築市の観光協会で指定管理をしていましたが、2015年に新宮町が観光協会を立ち上げるという話を聞きました。ゼロベースからの観光協会立ち上げにチャレンジしてみたくて、同年4月から新宮町の嘱託職員となり、立ち上げの準備に取り掛かりました。法人登記を行ったり、口座を作ったり、全て自分でイチから行うのは大変でしたが、とても楽しかったですね。

一般社団法人新宮町もてなし協会

新宮町もてなし協会ではどのような事業を行っているのでしょうか?

 他の市町と同様に観光客誘致のために市の魅力のPRやイベントの企画運営も行っていますが、「新宮町おもてなし協会」が力を入れている事業として”新旧住民の交流促進事業“があります。2010年の新宮町の人口は2万4千人ほどでしたが、2019年には3万3000人にも増加しています。ということは、人口の3分の1は新宮町に新しく移り住んだ人となります。こうした人々に新宮町を好きになってほしいし、長年住んでほしい。そのためには、もっと新宮町のことを知っていただくことが1番じゃないかと思い、新宮町の魅力を体感できる、稲刈りやあまおうイチゴの収穫体験、水中シュノーケルなどの体験プログラムを行なっています。また、新宮町の人口増加は、駅周辺が中心です。北の海岸部、南の山間部に関しては、人口減少しているのが現状です。体験プログラムを通じ、それぞれの地域の魅力を伝え、交流人口を増やすことも目指しています。

一般社団法人新宮町もてなし協会

「新宮町おもてなし協会」は補助金に頼らず自主財源で運営していると伺いました。その経緯を教えてください。

 2015年から“ふるさと納税業務委託事業”を始めました。そして1年目で5億円、2年目に10億円、3年目には20億円もの寄付を頂戴することができました。おかげで「新宮町おもてなし協会」の収益が増え、補助金に頼らない運営を行えるようになりました。その結果、「オルレ」のコースを制作したり、新しい事業にも挑戦することができています。ほとんどの自治体では役場の職員がふるさと納税を担当している場合、担当者は兼任となるのでなかなか注力できません。また、外部の業者さんに委託している場合、委託先はいくつもの地域や他の事業も担当していることが多く、1つ1つの地域の魅力を把握しているわけではありません。これでは、魅力的な返礼品を発掘することもできないし、きめ細やかなサービスを行うこともできません。「新宮町おもてなし協会」では、返礼品の開発から管理、送付まで、ふるさと納税に関わる全ての作業を担当しています。だからこそ、納税者の皆様から信頼され、納税額が増えているのだと思います。

一般社団法人新宮町もてなし協会

現在、「新宮町おもてなし協会」は似甫何DMO※を目指しているとお伺いしました。その経緯を教えて下さい。

 地域資源を最大限に活用し、稼げる観光地域づくりを目指すDMOが目指すものと、我々が「新宮町おもてなし協会」で現在行なっていることはほぼ同じだと思っています。ですので、これはぜひ登録をしたいと思ったんです。DMO登録を通じて、さらに地域の企業や人々と連携し、地域の魅力を売り上げにつなげていきたいと思います。

 ※日本版DMOとは:地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。(観光庁HPより抜粋)

一般社団法人新宮町もてなし協会

今後さらなる事業展開をしていく上で、どのような人材が必要だと考えていらっしゃいますか。

 「新宮町おもてなし協会」の収益が上がるに連れ、仕事内容もどんどん増えて複雑化しています。また今後、新しい事業も展開していくことになるかもしれません。ですので、地域貢献したいというヤル気と現場を回す体力のある方で、ゼロベースから物事を考え、組み立てていくことに意欲的な方が望ましいです。そして、新宮町の魅力を新たな目線で発見・発信してくれると嬉しいですね。また、「新宮町おもてなし協会」の多数のスタッフをまとめることができるマネジメント能力や、数字面を見てくださる方が来てくれると、個人的にはとても助かります(笑)。